栗林公園とは

栗林公園は

江戸時代を代表する庭園の一つであり、国の特別名勝に指定された文化財庭園です

同時に、現役の公園として今もイベント会場や市民憩いの場となっています

性格

形式の上では広い土地に池を造り巡り歩くことで楽しむ庭園です

性格的には上流階級の別邸でした。主人の個人的な趣味やくつろぎの場であると当時に、社交やイベントの場としても使用されました

南庭と北庭

大きく北庭と南庭に分かれます

南庭はお客をもてなしたり能などの会を催したりする庭でした。17世紀に一応完成し、その後根本的な変化なく現代に至っています

一方北庭は江戸時代には巨大な屋敷などがあるプライベートスペース(と鴨猟の場)でした。幕末には畑や藪になっているところも多く、庭園としての整備は部分的でした。明治以降準洋風庭園として整備されました

 

Points


楓岸を歩く

歩いて楽しむ

栗林公園は歩きながら楽しむお庭です。風景の変化、音の変化、明るさの変化、道の変化を感じてください

南湖南岸から見た掬月亭

止まって見る

栗林公園には止まってみるポイントもあります。展望台になっている築山は「ここから見るといいよ」というサインかもしれません

北庭 梅まつりの様子

庭を使う

江戸時代には武術の鍛錬や宴会など様々な活動が庭で行われました。現在でも市民の花見や散策、各種展示会などがこの場所で行われています

南湖の和船

舟に乗る

和船に乗り、船頭の解説を聞きながら南湖を巡ることができます


見所

鶴亀松(百石松)

栗林公園には約1400本の松があります

飛来峰からの眺め

景観

スケールの大きな景観や景観の多様性は栗林公園の特徴です

掬月亭

掬月亭

藩主が休憩や宴に利用したもっとも主要な建物です

小普陀の石組

室町時代風の古式の石組もあれば、奇岩怪石もあります