栗林公園は高松城から南へ2kmほどのところにあり、周囲に堀をめぐらし、西は紫雲山に接し、東は高松市の中央通りに面し、西以外は市街地となっています。
栗林公園の北門で、お城が北にあることから、藩主は主にこの門を通っていました。かいの口とは中国にある竹の名所のこと(かいの字はやまへんに解)。門を入ったところにかつては竹林があり、竹林の中をまっすぐな路が通っていました。
「北従りすれば左右は篔簹 (ウントウ)万竿にして蒼翠衣に落ち 屡 幽谷を歩するが如き者を嶰(カイ)口と曰ふ」(『栗林荘記』)
切手(招待状or通行証)をもった人が通った門で、エントランス広場があり、正面に紫雲山を望みます。切手御門の東側園外にかつては鷹匠の屋敷がありました。
堀に架かる橋は高松城大手門の石橋(の一部)を移築したもの。
現在の東門で正門です。
藩政時代には庭で働く職員が使用した門で、この門を入ったところに管理事務所的なものがありました。現在も観光客は使用できない管理用の門となっています。
切手御門と萩御門は現在高松市の中央通り(片側3車線で香川県最大級の道路)に面しています。
紫雲山は栗林公園の西にある山で標高約200m。正確には室山という峰(写真左端切れている)が199.8mで、稲荷山(写真中央の峰)が166m。室山の方が標高が詳しくわかるのは三角点だから?
栗林公園の飛来峰から見た仰角は約17度です(スマホアプリによる簡易測量)。
行政的には紫雲山東斜面も含めて栗林公園であり、香川県が一体的に管理しています。また国指定の特別名勝としても、紫雲山を含めて栗林公園として登録されています。
西を除く三方は水堀で外の世界と区切られています。
紫雲山の麓を歩く遊歩道がありあります。入口は北門の北辺りにあります。
東門付近にある土産物店です。
栗林公園の南にあるお寺。かつては園の南西部からこのお寺への抜け道がありました。
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