パンフレットなどによく使われる場所で、撮影スポットが多いのはここです。島、橋、石、建物などを豊富に配置し、「よく作った」感じがあります
園内の中心的建物で、歴代藩主が休憩や饗応に用いました。建物のほぼ全周が縁側で、縁は低く、庭との一体感を高めています
名前は唐詩の一節「水を掬すれば月手に在り(水をすくうと手の中に月がある)」からとられています
園内で最も大きい橋(長さ17.5m)で、反りが美しいとされます。よく使われる写真で手前に移っているのがこの橋です。ミシュラン観光ガイドでもわざわざ偃月橋に言及しています。
「偃月橋は木造で、ゆるやかな弧を描く。中国や日本の陶器や版画、屏風に描かれている橋と同じ佇まいだ。水面から垂直に立った支柱と、素朴なつくりの低い欄干がある。
小舟が下を通れるほどの高さだが、さほど傾斜は無いので階段は必要としない」
『巨大建築の美と技術の粋 世界の橋』(マーカス・ビニ―)より
<コメント>
飛来峰から見た時ほぼ真横を見せているのは全体形・プロポーションをみせるためでしょうか?真横ではなく、奥側の橋脚も見えるように微妙に角度をつけています
楓の多い場所で、栗林公園における楓の名所。
道は曲がりながら上り、木々の間から南湖や掬月亭が見え隠れします。
掬月亭に近い側には、奇岩怪石の石組もあります
「秋冬の交、此の際を行く者は、衣袂咸な染む。墜葉水面に畳し、波為に錦を濯ふ。」
(秋から冬に変わる頃この辺りを行く者は衣が皆赤く染まる。落ち葉が水面を覆うので、波が錦を洗うようだ)
『栗林荘記』
吹上は園内の水源。
吹上から南湖に水が流れ込む辺りは、常に水音がし、陽当たりはよく、鳥や魚が集まる活気ある雰囲気の場所です。木の多い南湖南岸を通った後に吹上の辺りに来るとことのほか印象的です。
「亭の南に湧泉有り。雨ふる毎に潦し、水激して顙を過ぐ」
(亭の南に泉があり、雨が降るごとに流れ、水しぶきが上がって額を過ぎる)
『栗林荘記』
南湖の北にある築山で、この上に登って右を見れば掬月亭、正面には南湖の島、左には偃月橋が見えます。渚山から掬月亭側を見た風景を日本画家の平山郁夫が描いています
仙人が住むという島を岩で表現しています
富士山をイメージした築山です。高さ8mくらい
白い小石を敷き詰めて砂浜を表現しています。
将軍家から拝領した盆栽が成長したものともいわれています
1つの大岩のようなマッシブな石組です。道は桟道になっています
理平焼き(理兵衛焼き)は高松藩のお庭焼きです
翠(みどり)を涵(ひた)すという意味。 奇岩怪石の石組があります
栗林公園のソテツは薩摩の島津家から贈られたもので、樹齢300年と推定
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