栗林荘記
栗林荘記 · 18日 2月 2023
栗林公園を含む回遊式庭園というグループには、複雑な地形、変化する景色、見え隠れといったイメージがある。ではこのようなイメージは江戸時代からあったのだろうか？変化、多様性、見え隠れに関係ありそうな記述を『栗林荘記』から拾ってみる。 『栗林荘記』の記載順に従い、まずは北門から入って園内を巡るルートに沿って説明する。...
栗林荘記 · 17日 2月 2023
数年前栗林公園へ行ったときボランティアガイドの方から聞いたのだが、南湖の周りに各季節に対応したゾーンがあるという。そのことが記憶にあったので、『栗林荘記』のそれらしい記述が目に留まった。以下、『栗林荘記』に登場する順に紹介する。...
栗林荘記 · 13日 2月 2023
『栗林荘記』には庭園の利用について分かるような記述も少しある。そのような記述を拾ってみた。 1. 「亭の南は即ち鹿鳴、結褸地に敷きて、以て座臥すべし」 鹿鳴原(西湖沿いにある芝生の場所)についての記述。亭とは戛玉亭のこと。結縷は結縷草 (コウライシバ) のこと。座ったり横になったりできると書かれている...
栗林荘記 · 05日 2月 2023
『栗林荘記』から読み取れる現状との違いには(1)名前の違い(2)現在は無くなったものがある。 (1) 名前の違い 『栗林荘記』に書かれた園内名所の名前は全体的に漢文調になっている。以前から名前があったところも、漢文調に直されている。...